今季限りでの退任が決まった巨人高橋由伸監督が、広島25回戦で、監督通算209勝目を収めた。

打っては、同監督が手塩にかけた岡本和真内野手が5回の先制打で97打点目をマーク。阿部、長野も連続本塁打を放ち3位を死守した。

若き主砲の岡本、ベテラン阿部、長野の打棒がさく裂し「みんな、それぞれ慎之助も長野もいい本塁打を打ってくれた。いつもながら、もっと早くというのはあるけど、2点取った後の中押し、2本塁打は大きかった」。

球場到着後の全体ミーティングで選手たちに胸の内を伝えた。「勝敗の責任を取るのが俺の仕事。悔しいけれど、現実はこうなっている。それに目を背けることはできない」。

4位DeNAを1ゲーム差に広げて3位をキープ。CS進出をたぐり寄せる1勝に、「勝ち方というより、勝たないと可能性がね。今日、勝ったことも大きいですし、あともう1試合勝てるようにというところです」。