CSも記録も「自力」でつかみ取る。巨人岡本が6日、川崎市のジャイアンツ球場で行われた全体練習に参加した。この日、DeNAが敗れて自力CS進出の可能性が復活。今季レギュラーシーズン最終戦となる9日の阪神戦(甲子園)で勝利すれば、2年ぶりのCS進出となる。今日7日にDeNAが広島に負けても進出が決まる状況となったが「1つ勝つだけです」と力強くバットを振った。

好機で決めるのが、自らの仕事だ。ここまで97打点。史上最年少の「3割30本塁打100打点」達成まで打率(3割8厘)本塁打(31本)はクリアし、残りは3打点に絞られた。4日の広島戦では先制打で勝利に導くなど、勝負どころでの打撃は好調。阪神戦の打率は4割5厘で23打点、敵地甲子園でも打率4割で8打点と、好相性の追い風も吹く。4番の一打は勝利に結びつくだけに「全部チャンスで打てるように」と力強い。今季限りでの退任を発表した高橋監督と「1試合でも多くやりたい」と話す若き主砲。自らのバットで運命を切り開いていく。