今季で引退する中日荒木雅博内野手(41)が11日、新監督になることが決まった与田剛氏(52)にまつわる思いを語った。

入団1年目の96年途中で与田氏がトレードでロッテに移籍。わずか数カ月の接点だったが、キャンプから2軍で時間をともにした。「僕のプロ初ヒットは与田さんから。(沖縄)石川球場のキャンプで、シート打撃でヒットを打ちました。遠征先でもエレベーターホールで窓に自分を映してシャドーピッチングをされていたのを覚えています」と、努力の人という印象を覚えた。

現役最終年は兼任コーチを務めた。新体制下でも「断る理由がない」と要請されればコーチに就く構えだ。13日の今季最終戦(対阪神、ナゴヤドーム)では岩瀬とともに引退セレモニーが用意され、最後の花道を飾る。