侍ジャパントップチームとの兼任監督としてU23(23歳以下)ワールドカップ(W杯=19日開幕、コロンビア)の指揮を執る稲葉篤紀監督(46)が11日、楽天内田を「主将兼4番」に指名した。川崎市内で合宿をスタートし、約3時間の練習。今季12本塁打を放つ内田の合流は13日の予定だが「年齢も一番上ですし、4番を任せようと思ってます。内田選手をキャプテンにしようと思います」と明かした。

練習の中では最年少の19歳、ロッテ安田のフリー打撃も見つめた。「飛ばす能力は非常に高い。高校の時からずっと見てますけど素晴らしい長打力を持っている。なかなか遠くに飛ばすのは練習してできるものではない」とドラフト1位を評価。「今は3番、5番どちらがいいか考えてます」と内田とクリーンアップを組ませる考えだ。

練習前のミーティングではグラウンドへのツバ吐き禁止、投げない投手陣も試合中にユニホーム、帽子を着用するなど基本方針を伝えた。若手プロと社会人で編成する、2連覇を目指す戦い。「私も経験が大事。いろいろな策を取り、試していけるチャンス。世界一を目指してやっていく」と引き締めた。【前田祐輔】