巨人今村信貴投手(24)が、プロ7年目でのポストシーズン初先発へ気持ちを高ぶらせた。

12日、川崎市のジャイアンツ球場で全体練習に参加。明日13日から始まるヤクルトとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ初戦の先発に抜てきされた左腕は「緊張しています。初めてCSでやらせていただくので、いつもとは違う緊張感です。後ろにいい投手がいるので、初回から全力でイニングを気にせずに投げたいです」と全力投球を誓った。

今季のヤクルト戦登板は、6月24日の1試合の先発のみ。7回途中4失点で黒星を喫したが、それ以降自身10戦5勝無敗と安定した成績を残している。チーム打率リーグトップのヤクルト打線のキーマンに、対戦打率4割5分4厘、4本塁打のバレンティンを挙げ「相性がよくない。ホームランばかり打たれているので、もう1度映像を見直して研究したい」と警戒した。

2年目の13年、楽天との日本シリーズで2試合に救援登板があるが、先発は初めて。「やってきたことをやるだけ。初戦の先発に選んでいただいたという感謝の気持ちを持って投げたい」と決意を示した。