阪神福留孝介外野手(41)が、中日時代の盟友、岩瀬、荒木の引退に涙にくれた。2人の引退セレモニーに参加し、荒木に花束を手渡した際には人目をはばからずに涙を流した。

2人は95年ドラフトで、ともに中日から1位指名を受けた間柄。中日がPL学園(大阪)の主砲だった福留を1位指名も、7球団の競合で外し、外れ1位の東海大相模(神奈川)・原俊介捕手(当時3年)を外した末に熊本工の荒木を指名。福留は日本生命での3年間を経て98年に中日を逆指名して入団した。その際の2位が岩瀬。3人とも名球会入りを果たした。

この日、ナゴヤドームを埋めたファンの青いユニホームを眺め「これだけたくさんのファンの前で、荒木といい、岩瀬さんといい、応援されて送り出されて、幸せなことだと思います」としみじみと語った。