阪神の次期監督候補として就任要請を受けている矢野燿大2軍監督(49)が14日、今日15日に諾否の結論を出すことを表明した。

阪神の首脳も矢野2軍監督の後任監督受諾を心待ちにする。この日の夜、次期オーナー就任が決まった阪神電鉄の藤原崇起会長(66=球団オーナー代行)は兵庫県内で応対。「悩んでとかよりも、我々は待っている。十分に消化していただいて。どんなことでもそうでしょうけども。それは、待たな仕方がない」と話した。苦悩が深ければ直接、声をかける用意もあるという。「逆に球団の方からそういう話があれば。そら、そうですわな」と続けた。

一方、西宮市内の球団事務所で交渉役を務めた揚塩球団社長は矢野2軍監督に「ファンに喜んでいただける野球を目指したい」と伝えたという。前日13日は宮崎市で1時間半話し、この日は1時間、向き合った。「いろいろ本当にたくさんのことがありますので、いろんなことを悩んでおられると思います」と、胸中を察した。手応えについて問われると「何とか、いいお答えをお待ちするとしか、いまは言いようがない」と祈る気持ちを明かした。