名だたる強打者の仲間入りだ。ロッテのドラフト4位、明桜(秋田)の山口航輝外野手(18)が4日、都内のロッテ本社で新入団選手発表会に臨んだ。

真新しいピンストライプのユニホームの背中には「51」が輝いた。外野手にとって51は特別な背番号と言える。「やっぱり最初に思い付くのは(マリナーズ)イチローさんですね。タイプは違うけど、ホームランをたくさん打てる51番として頑張りたい」。日米で数々の大記録を持つレジェンドを象徴するナンバーに、背筋が伸びた。

日本でもソフトバンク上林や今季まで背負った広島鈴木ら、勝負強さの光る顔触れがそろう。この日の午前中はZOZOマリンの施設を見学し、士気を高めた。「マリンはすごくきれいな球場で、2軍じゃなく1軍にいたいと感じました。他球団の51番に負けないように」。目標には「開幕1軍、ホームラン王」とボードにしたためた。51番と言えば山口-。そんな打者に、なる。【鎌田良美】