オリックスからFA加入した阪神西勇輝投手(28)が18日、球団2軍施設の鳴尾浜デビューを果たした。午前9時に到着すると虎風荘に入って関係者にあいさつ。その後はグラウンドに出て、ランニングを行うなど精力的に体を動かした。鳴尾浜の印象について問われると「(オリックス在籍時の)若手の頃に来たことがあるので、イメージ通りです」と笑顔。鳴尾浜を出るまでの約3時間、トレーニングを主体として有意義な時間を過ごした。

移籍間もない西をサポートする存在もいる。15年ドラフト1位の高山とは「(自分の)いとこが高校(日大三)のときにキャプテンだったので、何回か試合を見に行っていた。練習にも何回か顔を出していた」と面識があったことを明かした。この日、高山とは一緒に外野をランニングすると、体幹トレーニングにも励んだ。高山も西に「よろしくお願いしますと伝えました」と共闘を誓った。

鳴尾浜では若虎たちも体を動かしており、会話も交わした。同じユニホームを着ることになった若手投手陣について「(質問を)聞かれたら、なるべく答えるようにしている。(食事会なども)設けていきたいと思いますね」と“兄貴分”の自覚も見せた。前日も甲子園の球団施設を見学した後、即トレーニングを敢行。近日中にハワイへ飛び、菅野らと合同自主トレに励む。戦闘モードを高め、来季への準備を進める。【真柴健】