阪神掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA=63)が22日、阪神競馬場でMBSラジオの公開収録に臨んだ。

掛布SEAは公開収録で、伝説の甲子園バックスクリーン3連発を浴びせた巨人OBの槙原寛己氏(55)と熱く語った。85年4月17日。槙原氏は3回にバースを公式戦で初めて投げたシュートで打ち取っていた。「うまいこと落ちて、うれしかったんでしょうね。7回の対戦でも同じようにシュートを投げたら、全く曲がらなかった。試合後に何をしたか何も覚えていない」と衝撃の大きさを明かした。

また99年に新庄剛志に敬遠球をサヨナラ打にされたことにも「当時、申告敬遠があれば…(笑い)。あの試合の後、救援で出ると相手ファンから拍手が起きるようになった。引退勧告でした」。その後復活できず01年で引退。2つの出来事が野球人生を大きく変えた。槙原氏は「伝統の一戦の意識はかなりありました。王さんも甲子園3連戦の後は疲れると言っていた」と話し、掛布SEAとうなずき合っていた。