楽天の新人合同自主トレが9日、本拠地の楽天生命パークで始まった。

平石洋介監督(38)ら多くの首脳陣が見守る中、ドラフト1位の辰己涼介外野手(22=立命大)をはじめ10人の新入団選手が精力的に体を動かした。

ノックやティー打撃、マシン打撃など午前のメニューを終えた辰己は「体力は他の選手よりないと思う。体力がない分、全力でついていくしかない。ある種、精神面のトレーニングにもなる。(体力が)ないことをプラスに考えてやっていく。関西出身なので元気よく、新人らしく、ムードメーカーじゃないですけど、声を出して存在をアピールしていきたい」と力強く話した。

打撃については「しっかり振った中で振る体力だったり、体幹も身に着いてくる。この時期は大振りでもいいくらい振っていって、そこから(キャンプを通じて)修正していく」とテーマを語る。新人選手の一挙手一投足に視線を送った平石監督も、辰己について「走る姿だったり、投げる姿だったり、イメージ通り。いいものがある。バットを振る力もありそう」と評価していた。