阪神の新人合同自主トレが14日、鳴尾浜球場で行われた。入寮から約1週間。慣れない環境にそろそろ疲れが出てくるころだが、ドラフト2位の小幡竜平内野手(18=延岡学園)は「先輩方との会話も増えて、違和感なくできています」と笑顔で振り返った。

キャッチボールやノック、打撃練習に室内でのトレーニングとみっちり練習。10時から練習を開始し、全てのメニューが終わるのは15時を過ぎてのことだ。集まったファンに向けた即席のサイン会など、プロ野球選手ならではの経験もした。

育成ドラフト1位の片山雄哉捕手(24=BC福井)はドラフト6位の湯浅とともに、他の新人選手より一足早く昨年12月に入寮。「環境の変化と言いますか、練習以外での体の疲れというのは、今までに経験したことのないものが少なからずあると思う。その中でもいい緊張感というか、いい刺激になってます」と疲れも感じつつ、それ以上の充実感を口にした。

「元気リーダー」に指名された片山を中心に、大きな声を出しながら、元気な姿が目立つ新人選手。初めての春季キャンプに向けて、ベストな状態に鍛えていく。