出てこい、後継者!ロッテ福浦和也内野手(43)が15日、沖縄・那覇で自主トレを公開した。

細谷圭内野手(30)、田村龍弘捕手(24)、香月一也内野手(22)にプロゴルファーの鈴木愛(24)を加えて約8時間、みっちりと汗を流した。2軍打撃コーチ兼任で迎えるプロ26年目は、若手の成長に期待する。「個人的には1試合でも多く1軍で打席に立つのが目標だが、コーチの立場もある。チームの底上げというか、いかに若い選手に力をつけられるか。チームのためになるように頑張りたい」と、後継者の育成に励む。

球団はこの日、前日本ハム・レアードの獲得を発表した。「チーム的にはプラスだが、そこ頼みになるわけにはいかない。日本人でもっと良い選手が出て、みんなが良ければチームも強くなると思うので、力になりたい」。2軍から生きのいい若手を送り出し、チーム内の競争を激化を望む。

もちろん選手としても、例年通り練習を進める。「選手という肩書は付いているし、そこはしっかり準備したい。出るかはわからないが、2月1日に紅白戦をやると言われているので、そこに立てるように準備したい」。コーチに軸足を置きながらも、幕張の安打製造機はさらなる安打を積み重ねる。【久永壮真】