昨夏の甲子園準優勝右腕で日本ハムのドラフト1位吉田輝星投手(18=金足農)が、新人合同自主トレ第3クール3日目の18日、千葉・鎌ケ谷の室内練習場でプロ入り後、初ブルペン入りした。右隣では、昨夏の甲子園V右腕、柿木蓮投手(18=大阪桐蔭)も投球練習。夏の高校球界を沸かせた2人が、競うようにプロ初投球を終えた。

多くの報道陣が見守る中、捕手を立たせ、カーブも交えながら直球主体に23球を投げ込んだ。テレビ番組の収録などで視察に訪れていた球団OBで侍ジャパンの建山義紀投手コーチ(43)は「指にかかったボールは、いいものがある。ボールの押し込み方は楽天則本投手のよう」と、感心していた。

2月1日から始まる春季キャンプでは、沖縄での2軍スタートが決まった。同月16日に沖縄・国頭で行う紅白戦で、実戦デビューが予定されている。