「ゴリ」こと楽天今江年晶内野手(35)が、チームメートの「ゴリラ」こと内田との類似ニックネーム論争?に終止符を打った。

「『ゴリ』っていうのは(キャラクター的な)かわいさがある。あいつ(内田)まだあか抜けてないから。野生のバナナ食うてる感じでしょ。僕は、ちゃんとスーパーで買ってるから」と、ニヤニヤしながら持論を展開。たかが1文字、されど1文字。「一緒にしちゃダメですよ」としつこく念を押した。

同じ定位置を狙う23歳の和製大砲候補について「(安泰でなくなった)自分の立場もあるけど、今まであんまり感じたことがなかった、突き上げられている感じ。いい刺激になっている」と高く評価する。18年目のベテランとして助言も惜しまない。「負ける気はないですけどね」と対抗心も隠さない。18日、沖縄県内の自主トレでは三塁でのみノックを受けた。「チーム事情で一塁とかもあるだろうし…」と理解も準備もしているが「“ここぞ”というところで打つのが、自分の持ち味。競争を勝ち抜いて、三塁で1年間出る」。ホットコーナー争いでも違いを見せつけるつもりだ。

悔しさにまみれた楽天移籍後の3年間を糧に、気力がみなぎる。「去年よりレベルアップした自分を見せられるんじゃないかというワクワク感がある。打撃も守備も、18年目にして初めてっていうくらい、いい感触と自信が、何か知らないけどある。ガツガツいきたい」。PL学園高の先輩、平石監督を男にする。【亀山泰宏】