阪神藤浪晋太郎投手(24)が18日、兵庫・西宮市の鳴尾浜球場で今年3度目のブルペンに入った。変化球を織り交ぜ53球。うち40球は捕手を座らせ、キレあるボールで心地よい捕球音を響かせた。

今年の藤浪は、12日に初めてブルペンへ。前回14日に2度目のブルペンに入った際も「早く仕上げたいからとか、そういうのではない」と説明したが、例年に比べるとハイペースだ。この日は1球1球確かめるように、大半をワインドアップから投げ込んだ。「(今は)タイミングがいいから振りかぶっているだけ」といろいろなフォームを試しながら、19年仕様へ模索を続ける。

目指すは2月1日、キャンプ初日のブルペン入り。阪神の春季キャンプ地である沖縄県宜野座村の「かりゆしホテルズボールパーク宜野座」が改修され、以前の1・5倍ほどのブルペンが新設された。キャンプ地のまっさらなブルペンで、次はファンをうならせる。