昨夏の甲子園準優勝右腕で日本ハムのドラフト1位吉田輝星投手(18=金足農)が、新人合同自主トレ第3クール3日目の18日、千葉・鎌ケ谷の室内練習場でプロ入り後、初ブルペン入りした。 多くの報道陣が見守る中、捕手を立たせ、カーブも交えながら直球主体に23球を投げ込んだ。

一問一答は以下の通り。

-初のブルペン入り。意識したのは

吉田輝 足を上げて立つ時と、投げ終わりの片足のバランスをしっかりと意識した。もっと、ストレートを投げていきたい。

-隣で柿木が投げていた

吉田輝 投げている時は意識しなかったけど(周囲から)「意識しているでしょ」と聞かれるので、そう言われると意識します(笑い)。すごく調子良さそうに投げていた。自分は想像通りじゃなかったので「いいな~」と。

-良いライバル

吉田輝 キャンプ中も勝負。良い成績を残した方が1軍に行って投げられると思うので、自分が先に投げられるよう頑張りたい。

-ブルペン横や2階から、多くの報道陣が見ていた。気にならなかったか

吉田輝 やることを決めていたので、周りを見るより、自分の球やフォームを確認して投げられた。

-直球とカーブを投げた意図

吉田輝 普段はカーブを何球か投げて、肘の使い方が柔らかくなってからストレートを投げている。今日はストレート中心で、カーブはピッチングの軸になるので何球か投げた。

-納得いく球の割合は

吉田輝 ほとんどなかったけど、いい球を投げるか投げないかという目的で、ブルペンに入っていない。初日なので、軽く投げてもいい球がいくかもしれないし、ブルペンの傾斜に慣れなくてダメかもしれないし。だいたい想像がついていたので、その上でいい投げ方ができているか、できていないかを見ようと思っていた。投げ方はいい方だった。あとは下半身の粘りをもっと出せれば、本来の投球ができると思う。

-気をつけた部分

吉田輝 以前から立って体重移動する時に、強い球を投げようとすればするほど上半身だけ流れて、腕が遅れて出てくるケースがけっこうあった。遠投の時から、しっかり片足で立つイメージを持って投げた。

-今後に向けて

吉田輝 国体が終わってから変化球を練習していたので、レベルアップしたところを見せたい。走り込みで鍛えたので体の切れを出すようにしたい。