楽天田中和基外野手(24)が21日、1億円プレーヤーへの思いを強くした。所得税確定申告のPRのため、仙台北税務署で電子申告納税システム「e-Tax」を模擬体験。仮設定として報酬(年俸)を1億円と入力し、約10分ほどの手続きで申請完了した。

「操作順に入力するだけで簡単にできた。ネット環境があれば24時間できる。2、3月はキャンプやオープン戦などで家に帰れないので、スマホからも手続きできるのはとても便利」と快適さに感心した。

また1億円の「重み」を実感してもらうため、現金と同じ大きさの紙束を抱えた。重さ10キロの塊を手にして「こんな重いお金を持ったことがない。早く稼いでこの重みを味わえるように」と、大きな励みになった様子。昨年度は宮城県で所得額1億円超の確定申告は前年から51人増の252人を数えた。自身は昨季新人王を獲得し、年俸は1300万円から4000万円(推定)にアップ。目標に掲げる1番に定着できれば、来オフにも「大台」が見えてくる。