今季外野手から捕手登録に戻った楽天岡島豪郎捕手(29)が24日、楽天生命パークでの自主トレで充実した表情を見せた。

平石監督からの捕手再転向打診に「自分は必要としてもらえるところでやりたいし『少しでもチームのプラスになるように』という思いでやってきた。(捕手を)やりたくないということは、まったく思わなかった」という岡島。この日は二塁へ送球する練習を重点的に行った。

まだまだナイスボールが届く確率は高くないが「もともとキャッチャーを1年半しかやっていなくて、それで外野手になって。5年半ぶりにやってすぐにできるかといったら絶対にそうじゃない。1つずつ自分の課題を埋めていくしかない」と根気よく投げ続けた。

外野手と使う筋肉が違う分、下半身を中心に疲れや張りが出ることもある。「外野手とキャッチャーはまったく動きが別なので、体のしんどい部分とかもっと出てくると思いますけど、張って当たり前、きつくて当たり前。いくらバットを振っても、いくらキャッチャー練習をしても体が壊れないようにしっかり体をつくってキャンプに入りたい」。昨年は打者としても打率1割9分と納得のいく成績は残せなかった。今季はポジションを変えて心機一転、巻き返しを狙う。【千葉修宏】