日本ハムのドラフト5位、柿木蓮投手(18=大阪桐蔭)が“日本一”のチームメートから受けた刺激を胸に、春季キャンプへと向かう。

28日、千葉・鎌ケ谷で新人合同自主トレの最終クール初日に参加した。前週末の26日には母校の卒業式に出席し、中日根尾やロッテ藤原ら高校生活をともにした球友に再会。「みんな新たな場所で努力をしていた。練習の量も負けていられないと思いましたし、余計気合も入りました」と、引き締まった表情で汗を流した。

卒業式の前日には野球部のメンバーらで食事も楽しんだ。千葉での寮生活が始まって、約3週間。大阪弁が抜けてきた頃で、藤原らからは「しゃべり方が違うよ」と突っ込まれたという。1軍メンバーはこの日、米アリゾナへと出発した。「(自分は)2軍ということで、まだまだ(日本ハムでは)下という意味ですし、すぐ1軍に行けるように、今回の沖縄で力をつけたいなと思う」。心身ともにリフレッシュし、沖縄入りを待つ。【山崎純一】