中日は松坂大輔投手(38)がグリーンカード(米国永住権)取得のため、自宅のある米国に一時渡航した。5日、球団が発表した。15年にソフトバンクで日本球界復帰して以来、米国在住の家族と離れて暮らしている。

中日2年目の今年、沖縄・北谷の1軍キャンプで元気な姿を見せていた松坂は、前日4日の昼に練習を切り上げ、この日、日本を離れた。

球団が松坂から受けた報告によると4~5日で帰国の予定。到着した翌日には書類にサインし、当日または翌日には帰国の途につく予定にしている。現地で練習はしない見込みだが、今年の松坂は独自調整中でブルペン入りもまだ先。調整に大きな影響はなさそうだ。

ただ、ファンには残念な知らせになった。今キャンプ、松坂はドラフト1位根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)とともに驚異的なグッズ売り上げをけん引している。グッズ売り場の一番目立つスペースには松坂のユニホームが「球団の顔」として掛けられているが、本人不在の報を聞いた担当者は「それでも買ってくださる方は多いと思う。様子を見ながらですが」と場所を動かさない方針を明かした。

また名古屋から来た男性ファンは「沖縄に4日間いますが、松坂さんがサイン会を開いてくれた日(2日目)は2軍の読谷に行ってました。昨日は天気が悪いので水族館に行っていた。運が悪いですね」と苦笑いだった。