中日の新外国人エンニー・ロメロ投手(28=ロイヤルズ)がシート打撃に初登板した。「気を使って」と力をセーブしつつ、この日の最速も151キロをマークするなど、順調に調整が進んでいる。自己最速164キロを誇る左腕は7人を相手に1安打2奪三振。チェンジアップ、カーブ、カットボールと変化球を試しながらビシエドやモヤら主力を抑え「低めに集められたことが一番の収穫」と振り返った。

まだ余力はたっぷりだ。「今日はチームメートに投げるから気は使った。内角も突くわけにはいかない」とし、「(対外試合では)違うピッチングができると思う」と話した。与田監督は「いい角度のボールがたくさんあった」。190センチの長身から投げ下ろされる球質を真後ろから見定め「リリースの時にボールかなというところから、ストライクに入ってくる。打ち気をそらす、投げる瞬間にズレる感覚がある」と評価。先発として「大きな期待をしています」と笑顔だった。