東日本大震災から8年が経過し、楽天平石洋介監督(38)と銀次内野手(31)が被災地への思いとシーズンへの決意をあらためて語った。

平石監督にとっては、現役最後のシーズンにもなった2011年。「監督というのは、チームのトップに立たないといけない。8年がたち、その違いはありますけど、震災から今まで、我々の思いは何も変わっていない」と言った。結果はもちろん、姿勢にもこだわる。「野球をやらせてもらっていることへの感謝を、体からプレーから、全て表現しながら、最後の最後までしっかり戦い抜く。目標は優勝、日本一。まずはベストを尽くすために、そういう姿でやりたい」と力を込めた。

三陸海岸に面した岩手・普代村で生まれ育ち、今季から野球人生初の主将を任された銀次も思いは同じだ。「震災が起きてから、自分はずっとそのことを思いながら野球をやってきた。(目標は)それ(リーグ優勝、日本一)しかないと思います。どんな場面であろうが、みんなで声を出し合いながら、しっかりと前を向く。みんなで1つになって、もう1度、笑顔を届けられるように」と誓った。