楽天藤平尚真投手(20)が最後のオープン戦登板を5回3安打2失点で終えた。最速146キロを計測した直球について「オープン戦の登板の中では一番良かった」と納得の表情。

一方で打者20人と対戦して奪った三振がゼロだったことに「2ストライクから空振りを取れるストレート、変化球ですね。ピンチの場面で三振を取れれば、味方にリズムも生まれる」と課題を口にした。

開幕ローテ入りから飛躍を期す3年目だが、キャンプではフォーム固めに費やす時間が長かった。「これからの長い野球人生を考えれば必要な時間だったと思う。開幕までに試合をつくれる投球ができるようになって、ホッとしています」と素直な感想も漏れた。