阪神の開幕セレモニーがヤクルト戦の開始前に京セラドーム大阪で行われ、劇団四季の俳優、飯田達郎が君が代を独唱した。

飯田は7月28日に京都劇場で開幕する「ノートルダムの鐘」で、孤独な青年カジモドを演じる。この日は開幕日の「728」の背番号の阪神ユニホーム姿で、試合開始前のグラウンドに登場。大ヒットミュージカル「オペラ座の怪人」のラウル役などでミュージカルファンの心をとりこにする伸びやかな歌声を披露し、球春到来を祝った。

飯田は甲子園に年間指定席を持つほどのタイガースファン。愛するタイガースナインを前に歌うのは、本職といえども「こんなに歌うって緊張するのか、と思いました」と苦笑。大役を務め「タイガースの背中を押す激励の思いを込めて、歌いました」と、ようやく笑顔を見せた。お気に入りの選手は鳥谷で「かっこいい方だし、ショートのポジションを奪い取ると頑張っておられる姿を見ると、本当のプロだなと感じます」と語っていた。