オリックスが第3戦も勝てず、8年連続の開幕カード負け越しとなった。先制された直後の2回2死二塁から若月健矢捕手の左前適時打で一時同点とするも、その後は打線が沈黙。

開幕戦8連敗から始まり、第2戦も引き分け。未勝利のまま2日から開幕3連勝と勢いづく昨季日本一のソフトバンクを本拠地に迎えることになり、西村徳文監督は「もう1回大阪で仕切り直しですね」と気持ちを切り替えた。

ただ、最終回に主砲の復調を予感させる待望の1本が飛び出した。9回1死で吉田正尚外野手が開幕から15打席目で今季初ヒットとなる左前打。「だいぶ遅かった。去年からやってきたことを崩された。(日本ハムの)中田さんは4番で勝負を決めていた。ソフトバンク戦からきっちり結果を出せるようしたい」と力を込めた。西村監督も「本人にとってもよかったと思う」と語った。4番の復活を反撃の足がかりとしたいところだ。