大腸がんから復帰を目指す阪神原口文仁捕手(27)が16日、兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場で術後初めて屋外でフリー打撃を行った。

よく晴れた気持ちのいい空の下、原口がグラウンドで元気な姿を見せた。打撃投手とピッチングマシンを相手に約80スイング。そのうち5本がスタンドへ飛び込んだ。「最初にしてはいい感じで外で打てたと思います」。術後初めてとは思えないような、思い切りのいいフルスイングを見せた。

これまでは室内練習場で打撃練習を行ってきた。「やっぱり中で打つのと外で打つのは、気分も違いますし感覚も違う。ギャップをこれからの練習で埋めていきたいと思います」と時折笑顔も見せながら話した。

原口は1月24日に、大腸がんと診断され、同日にツイッターアカウントを開設。1月31日にはツイッター内で、大腸がんの手術を終えたことを報告した。今後もリハビリを続けながら、1軍復帰を目指す。