国学院大・鎌仲純平外野手(4年=北海)が9回、右翼へサヨナラソロを放った。ボールは無人のスタンドから回収され、東都大学野球連盟に寄贈された。

リーグ戦開幕前に「平成最後のウイニングボール」と「令和最初のウイニングボール」は連盟に寄贈し、ファンへのお披露目などを行うことが各大学で合意されていた。ところが、平成最後の日だった前日は、雨のため3試合とも中止。神宮で行われる学生野球の「平成最後のウイニングボール」は、東都ではなく、4月29日に行われた東京6大学野球(慶大-法大3回戦)のものとなってしまった。

この日の第1試合だった国学院大対亜大1回戦は、8回まで0-0の投手戦。延長引き分けとなり、ウイニングボールが発生しないという可能性もあった。さらに、第3試合は雨で中止になった。

なんとか「令和最初のウイニングボール」を確保した連盟の瀬尾事務局長は「無事に見つかりました。平成最後はなかったので、よかったです」とホッとした様子だった。