2軍調整中の阪神藤浪晋太郎投手(25)が先発し、7回6安打1失点で降板した。内角高めに抜けるなど制球に苦しみながらも、要所で三振を奪い1失点に抑えた。

初回1死から2番川瀬に四球を与えるも、三森、真砂を初球で打ち取る。初回の最速は真砂を二邪飛に打ち取った152キロ。

2回1死から市川に右前打、続く九鬼を空振り三振。美馬に149キロ直球をとらえられフェンス直撃の中越え二塁打を許すも、一塁走者の市川が二塁を飛び出したところを挟殺した。

3回2死二塁から三森の打ち取った当たりは、間一髪のタイミングで内野安打となり、その間に二塁走者の川瀬に生還を許して1-1に追いつかれた。続く真砂を空振り三振に仕留めた。

4回は先頭の田城に中前打を浴び、続く市川への2球目が内角高めへの暴投となる。三塁を目指した田城は間に合わず1死。その後、内角高めに抜ける場面があったが、連続三振。5回は3者凡退に仕留めた。

6回は先頭の川瀬に四球を与え、1死二塁からも真砂に四球。盗塁などで2死二、三塁のピンチを招くも、最後は市川を151キロ直球で空振り三振。

7回は先頭の九鬼に左前打、美馬にストレートの四球を与え無死一、二塁のピンチ。相手の犠打失敗もあり、最後は途中出場の今宮を二ゴロ併殺打に仕留め切り抜けた。

藤浪は15日の同広島戦(倉敷)での先発が予定されていたが、右股関節を痛めた影響で登板を回避。「状態は良くなっている。通常通り。すぐ戻れるように」と話しており、問題ない様子だった。