阪神原口文仁捕手(27)が、今季限りで現役引退する広島赤松真人外野手(37)に感謝の気持ちを語った。

原口は昨年末に大腸がんと診断され、今年1月末に公表。自身も胃がんから復帰した赤松から、その際に「見つかったというのが一番だと思う。まずは治療に集中してほしい。ゆっくり焦らずにやってほしい。僕にできることがあれば力になる。相談にも乗る」と、できる限りのサポートを約束されていた。

原口は当時を思い出し「僕が発表した時に、コメントをいただいて本当にうれしかったですし、赤松さんが元気に野球をやられているのを見て、すごく励みになった。自分も、もう1回前向きになれた1つの理由になった方。2軍でも気さくに声をかけていただいて、本当にありがたかったです」と感謝の気持ちが尽きなかった。

原口は懸命にリハビリに励み、6月上旬に1軍復帰。「1軍の舞台で野球ができることが幸せなことだと改めて思うので、これからも僕が頑張ることが恩返しになると思う。自分自身頑張っていきたいですし、お疲れさまでしたという気持ちです」と気持ちを新たにしていた。