東大・小林大雅投手(4年=横浜翠嵐)は好投報われず、大学初勝利はならなかった。

6回まで毎回走者を許したが、変化球を低めに集める粘り腰を発揮。4回に石元のソロで先制点をもらった。6回に2失点で逆転を許したが、8回に青山が同点二塁打。9回から延長11回は3者凡退を続けた。

12回につかまった。1死から2連打、犠飛、2連打で2点を勝ち越され、敗れた。明大・森下と堂々と投げ合い、12回で計156球、11安打4失点(自責3)の完投だった。

「全体としては、まとめられましたが、点を取られた回は球が悪かった。勝つためには、そこを詰めていかないと。相手のチャンスで安易にツーシームを投げてしまいました」と反省した。森下との投げ合いについては「日本一の投手から勝ちをつけて、連敗を止めたかった」と悔しがった。打者としては、8番に入り2安打。「球が速い。開き直って打ちました」と話した。

これで、チームは17年秋から33連敗。小林大自身はリーグ戦デビューした1年の16年秋以来、43試合0勝24敗となった。