スーパーラウンドで2勝1敗の日本は3戦全勝のメキシコを破った。通算成績は3勝1敗となり、首位のメキシコと並んだ。14、15日に試合のない日本は最短での決勝進出は15日で、16日の韓国戦に勝利すると1位通過が決まる。

先手は日本が奪った。1回1死で2番に起用された坂本が左前安打で出塁すると、3番浅村の5球目に坂本が二盗成功。浅村は空振り三振に倒れたが、2死二塁で4番鈴木の中前へのタイムリーで先制した。9番から5番に上がった外崎は四球を選んで2死一、二塁とし、6番近藤が中前適時打を放って2点目を挙げた。前日に敗れたアメリカ戦から4番の鈴木以外の打順をシャッフルした稲葉采配が初回からいきなりはまった。

日本は2回には2四球などで1死一、二塁としたところでメキシコは投手交代。ここで坂本が真っすぐをはじき返して中前適時打。リードを3点に広げた。

投手陣も好投が光った。先発を任された今永は4回にメキシコ1番ジョーンズに被弾したが、毎回三振を奪うなど8奪三振で6回1失点に抑えた。特に6回の3者連続三振は圧巻だった。7回は甲斐野、8回の山本は3三振を奪い、ラスト9回は守護神山崎が締めくくった。