巨人阿部慎之助2軍監督(40)が1日、宮崎春季キャンプで“鉄人”スタートを切った。
練習開始の午前10時から約7時間、投打にわたって、ほぼぶっ通しで指導。「本当に充実してました。(体は)大丈夫だよ、全然。元気。こんな遅くまで、グラウンドにいたことないなってくらい。選手の時は今ごろ、マッサージ受けて、風呂入って寝てるよ」とニヤリと笑った。
S班、ファームの選手を前に行った訓示を自らが体現した。「みんながキャプテンだと思って、チームを引っ張る気持ちでやってほしい」と自立を期待。「プロなんでファンの人を喜ばせたり、すごいなと感動を与えられるプレーを」と続けた。早速、内野ノックでノッカーを務め、2班に計310球、約30分間ノックバットを振った。
阿部2軍監督から「愛のムチ」が飛ぶたびに内野席がぎっしり埋まったスタンドが沸いた。ティー打撃では増田陸、村上、モタにマンツーマン指導。特打では湯浅、松井に計227球、30分間投げた。ラストには捕手の捕球練習に移動。10台近くのテレビカメラ、中畑清氏、高橋由伸氏ら評論家も視察に訪れ、頻繁に拍手と歓声が起こった。
8倍に増えた背番号とともに、野球への思いも増大した。「いろんな興味がわいてくるなと感じた1日でした」。練習後、若手投手が自主的にひむか球場のベンチを掃除する姿が目に映った。「知らなかったよ。今日はボランティアの方が海岸を掃除してたけど、やらせようかなと。それもホテル、宮崎への恩返し」。青島神社の絵馬には「考動」と記した。考え、動いた初日だった。【久保賢吾】
▽巨人原監督(阿部2軍監督に)「監督がそのくらい動けば、コーチたちはその倍は動くでしょう。働き者の上司というのはやっぱり組織を固めるんだよ」
▽巨人増田陸(阿部2軍監督から、下半身強化の連続ティー打撃)「足がえぐいです。ほんまにやばかったです」
▽巨人村上(阿部2軍監督から、下半身強化の連続ティー打撃)「めっちゃきつかったです。毎日、頑張ります」
▽巨人松井(特打で阿部2軍監督のボールを打ち)「すごく打ちやすかったです。感謝の思いを持ちながら打ちました」



