阪神育成ドラフト1位の小野寺暖外野手(21=大商大)が、目指す支配下登録へ「内外野二刀流」で挑む。

高知・安芸の2軍キャンプ2日目のフリー打撃。89スイングで力強く4本の柵越えを放ち、持ち味のパワーを見せた。平田2軍監督は長打力に加え、精神力にも魅力を感じ取る。「いいキャラしてるし、ハングリーさは去年の片山みたい。小野寺からも伝わってくる。慣れてきたら内野もやらせたい」。パワフル打撃を生かすべく、本職の外野プラス、一塁や三塁の内野にも挑戦させる方針を示した。

小野寺も「どこのポジションでも守れたほうが支配下に近づく」と大歓迎。関西6大学リーグで2度のMVPに輝いた好打者は、入団決定後から、内野の守備練習にも取り組んできたという。キャンプにも内外野2つのグラブを持ち込み、内野用はオーダーが間に合わず市販のものを使用中。高校1年以来の内野も猛特訓の成果が出始めている。指揮官も「ある程度グラブさばきもできる」とまずは合格点だ。

小野寺は「追い込ませてもらえる環境が、自分は好きです」と腕ぶす。昨季育成から支配下登録をつかんだ片山のように、2ケタ背番号を勝ち取りにいく。【磯綾乃】

◆小野寺暖(おのでら・だん)1998年(平10)3月17日、奈良市生まれ。左京小2年から奈良リトルで野球を始め、平城東中では南都ボーイズに所属。京都翔英で高校通算20本塁打も甲子園出場なし。大商大では3年春に18打点を記録し、4年春は打率5割の首位打者に輝き、いずれもMVP。リーグ戦通算5本塁打。183センチ、82キロ。右投げ右打ち。家族は母と兄。