西武の開幕投手候補に浮上している高橋光成が、松坂から「極端のススメ」を受けた。8日、宮崎・南郷でブルペン投球を行い、打者を想定し新球カットボールなど106球投げ込んだ。ニールとともに開幕候補に名前を挙げた辻監督に見守られ、高橋光は「(開幕投手を)気にしていないと言ったらウソになるが、実戦でいい球を投げられるようにしていきたい」。9日にシート打撃で登板する。

キャンプ第2クールに入り、復帰した松坂に直接聞きたかったことがある。不調時の修正方法で「自分は調子が悪い方が多い。そこでどう抑えるかがテーマ」。すると松坂の答えは「試せるのはオープン戦。そこで極端なことをやってみろ」だった。「例えば、変化球を投げ続けたり、逆に直球をずっと投げたり。そこで何かきっかけがつかめることもある。すごく響きました」と高橋光。松坂の金言を受けながら、実戦に突入する。