阪神ドラフト2位の井上広大外野手(18=履正社)が「4番1号」を放った。

関西国際大とのプロアマ交流戦(鳴尾浜)に「4番右翼」でフル出場。4回無死二塁、プロ注目左腕の武次春哉(たけつぐ・あつや)投手(3年=西脇工)のチェンジアップに体を泳がされながら左翼席へ運んだ。実戦10試合で早くも3本目。7回の犠飛と合わせて4打数1安打3点で、将来の4番候補が勝負どころで仕事を果たした。

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矢野監督が井上について開幕までの1軍再合流の可能性を残した。オリックス戦後に本塁打を放ったことを伝え聞き、再度の1軍の可能性を問われ「現状開幕がどこになるかも関係してくる。今ここで絶対あるとか絶対ないとかは言えない。兼ね合いがあるので。またそういう結果を出して、こっちとの絡みでまた呼ぶということも、もちろんなくはないですね」とした。基本的には「たくさん打席に立って、プロとして学ぶところをしっかり学んで」と語ったように2軍で力をつけさせる方針で「楽しみな選手」と目を細めた。