#おうち時間 で最速更新を目指す。BC・神奈川の杉浦健二郎投手(22)が自宅の自室に人工芝を設置し、シャドーピッチングに励んでいる。チームの活動が中止となり、神奈川県内の実家で自主練習の日々。空いた時間はすべて鏡の前に立ち、フォームの確認している。

しかし家族と生活をしている自宅では行動も制限されていた。「自分の部屋は和室で畳がすり切れてしまうし、音も響く」と改善策を思案。4月中旬にインターネットで200センチ×350センチの人工芝を購入した。床に敷き、靴を履きながら腕を思い切り振ることができる環境を整えた。

シャドーピッチングは自身の基礎をつくった練習方法でもある。高校、大学と野球部未所属ながら、昨秋のBCリーグトライアウトで150キロをたたき出したのも「小さい頃からずっとシャドーをやってきたおかげかもしれない」と振り返る。

実際、人工芝での「全力シャドー」効果は早くも出てきた。2日に私有地内で兄とキャッチボールをした際にはスピードガンで144キロを計測。平地でスパイクも履かずに出した数字に「試合でならもっと出るかも。活動再開になったら150キロ以上を出せるように準備をしていきたい」。活動休止期間も成長を続ける。【湯本勝大】