プロ野球の夜明けが来る。日本野球機構(NPB)は25日、12球団代表者会議を開き、同日の政府による緊急事態宣言の全面解除を受け、6月19日の開幕を正式決定した。

新型コロナウイルスの猛威で約3カ月遅れで、試合数は143から120に削減。当面は無観客試合で行う。セ・リーグは中止、パ・リーグは短縮を検討しているクライマックスシリーズ(CS)の最終結論は見送られた。

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感染予防のためのガイドラインは代表者会議で約80ページに取りまとめられ、選手会にも提案して近日中に公開する予定だ。感染者が出た場合の対応についても盛り込んでいる。また、Jリーグと合同の新型コロナウイルス対策連絡会議で、専門家メンバーから選手の負担軽減のために特別ルールを設けることを提言されている。3時間半、9回打ち切りなどが検討されているとみられる。斉藤コミッショナーは「検討中です。そういうことも考慮しています」と話した。さらに1軍登録29人、ベンチ入り25人の拡大も検討されそうだ。次回の対策連絡会議は6月8日に行われ、同日は実行委員会と理事会も開催される。