阪神藤浪晋太郎投手(26)が7回途中4失点(自責は2)と粘り、692日ぶりの勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。

1回、先頭打者の坂口に死球を与えたが後続を抑えて無失点。4点の援護をもらった2回は、味方の失策も絡んで2点を失ったが、大崩れすることはなかった。特に外角低めに落ちていくフォークを中心に、奪った三振は6個。5回に4番村上に左翼へソロ、6回には坂口に右中間席へソロを許し、7回1死で青木に二塁打を許した場面で2番手岩崎にスイッチした。

打席では両軍無得点の2回1死満塁で、三塁への内野安打。チーム38イニングぶりの得点は藤浪のバットから生まれていた。このままリードを守ったまま勝利となれば、復活星&決勝打のおまけつき。約2年ぶりの勝利へ。あとは試合終了の瞬間を待つだけだ。