オリックス西浦颯人外野手(21)が「8番中堅」で先発し、攻守で躍動した。

まずは守備だ。1回2死一、二塁のピンチでメヒアの強烈なライナーが中堅を襲う。これを背走し、最後はフェンスに激突しながら、なんとか捕球した。5回も2死二塁で山野辺の右中間ライナーを俊足飛ばして好捕した。打撃が光ったのは直後だ。5回、先頭で打席へ。松本の内角速球をさばき、右翼に今季1号本塁打を放った。「甘めに入ってきたストレートをしっかりととらえることができました。ここまで凡退が続いていましたが、積極的に打ちにいったことがいい結果につながってくれたと思います」。昨年5月10日楽天戦以来、プロ2発目。明徳義塾から高卒3年目でこの日活躍する太田、宜保の1学年上だ。先輩らしく存在感を示した。