今季限りで現役を引退するヤクルト中沢雅人投手(35)が、4番手として登板した。11年の現役生活に別れを告げた。

2-4で迎えた8回、池山監督からボールを受け取り、笑顔でマウンドへ上がった。

井野とのバッテリーで、先頭の山口を左飛、西巻を二ゴロ、松田も二ゴロと、3者凡退に抑えた。

降板後には、ベンチ前で子どもたちから花束を受け取った。池山監督、コーチ、チームメートと握手をかわした。その後、ブルペンにも向かい、投手陣とも笑顔であいさつしていた。

試合後には、マウンド付近でチームメートから胴上げされた。ファンに手を振り、グラウンドを後にした。

中沢は、中大からトヨタ自動車を経て、09年ドラフト1位で入団。プロ1年目の10年4月23日横浜戦(横浜)で「完封&猛打賞」を記録。新人ではドラフト制後、初の快挙を達成した。 今季は中継ぎとして28試合に登板し1勝1敗、防御率7・36だった。通算202試合、13勝15敗、21ホールドだった。