中日がソフトバンク退団確実となった内川聖一内野手(38)の獲得調査に乗り出すことが10月31日、分かった。課題の得点力アップに向けた強化策として、現役最多2171安打の右の強打者を徹底調査する。

チームは8年ぶりのAクラス入りを目指すが弱点は攻撃力。今季も67本塁打&408得点で、リーグワーストの得点力不足に悩まされている。内川は今季、1軍出場こそないが、2軍で3割4分の打率を残すなど、かつて2度の首位打者を獲得した打力は健在。球団内には「実績だけでなく、その存在が技術、姿勢など若手に好影響も及ぼしてくれる」と評価する声がある。代打や一塁、外野など多彩な起用が可能で、若手育成の一助になるとの観点も含め、調査を本格化することになりそうだ。