ファームの阪神新人たちが今季最終戦のウエスタン・リーグのソフトバンク戦(タマスタ筑後)で来季への希望をともした。ドラフト1位西純矢投手(19)は6回5失点も、かつての本塁打&打点王デスパイネや首位打者2度の内川らを無安打斬り。ドラフト2位井上広大外野手(19)は1軍経験も積みながら、2軍では出場全69試合で4番を全うした。チームは82試合を戦い、30勝44敗8分けの最下位で全日程を終了した。

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平田2軍監督が今季の戦いを総括した。高卒5人、大卒2人の新人育成を重視。チームは最下位に沈んだが経験を積ませた。「本当はもっと(試合に)出したい中堅クラスがいたんだけど、あえて(新人を)出して経験させた。今年はチャンスを与えたんでね。本当の意味で、来年は今年の経験を生かしてほしいわな」とフレッシュな力の台頭に期待を寄せた。