奈良学園大(近畿学生)は、1点差で競り負けた。

この秋のドラフト候補としても注目された最速147キロ右腕・大畑理暉(りき)投手(4年=履正社)は1点をリードされた6回から登板。1死満塁のピンチをつくったが、二ゴロ、空振り三振で切り抜け、2イニングを無失点に抑えた。

8回の打順で代打を出されての降板に「悔しいです。トーナメントなので仕方ない」と悔しがった。プロ志望届は出さず、社会人へ。2年後のプロ入りを目指す。「履正社ではほとんどなかったが、大学では大事な場面で投げることができた。社会人でも即戦力になれるように」。履正社時代はヤクルト寺島らがいたため、最後の夏はベンチ外だった。2年後、遅咲きの大輪を咲かせる。