ヤクルトは11日、都内の球団事務所で上田剛史外野手(32)に来季の契約を結ばないことを伝えた。上田は今後について「野球が好きなのには変わりはないから、当然、野球ができるところがあればしたいと思う」と話した。

関西から06年の高校生ドラフト3位で入団。今季は開幕1軍スタートで、53試合に出場し打率1割2分5厘だった。守備固め、代走だけでなくベンチを盛り上げるムードメーカーとしても、存在感を発揮。9月16日DeNA戦(神宮)では、左邪飛をネットに激突しながら捕球。宮出ヘッドコーチにおんぶされて引きあげた姿は、今季の印象に残る場面の1つだった。

球団事務所で通告受けた直後で「よく分からないという感じですかね。まだ何も整理がついていなくて、頭の中の整理がついていないという感じです」と話していた。