ヤクルト石山泰稚投手(32)が今季取得した国内FA権を行使せず、チームに残留することが19日、球団から発表された。4年契約で、条件は出来高を含めて総額7億円とみられる。石山は「シーズン途中から球団の方と話し合いを進めてきましたが、FA権を行使せず残留することと決めました。これからもスワローズのために努力し、頑張っていきたいと思います」とコメントした。

今季は抑えとして44試合に登板し、3勝2敗、20セーブをマークしていた。

ヤクルトはこの日、石山と同じく国内FA権を取得していた山田哲人内野手の残留も発表していた。投打の主力が残留となった。

◆石山泰稚(いしやま・たいち)1988年(昭63)9月1日、秋田県生まれ。小4時に旭北小スポーツクラブで野球を始める。金足農では2年春からベンチ入りし、同秋からエース。3年夏には県8強。東北福祉大-ヤマハを経て、12年ドラフト1位でヤクルト入団。1年目から60試合に投げ、10セーブ21ホールド。18年には自己最多の35セーブをマークした。今季推定年俸8000万円。182センチ、75キロ。右投げ右打ち。