楽天が、今季までタイガースでプレーしたブランドン・ディクソン内野手(28)を獲得調査していることが20日、分かった。

19日付のデトロイト・フリープレス電子版が、メジャー40人枠から外れた同選手が楽天と契約し、タイガースは保有権を譲渡する代わりに楽天から金銭を得たと報じた。石井GM兼任監督は球団を通じ「ディクソン選手に関して、リストアップはしています。ただ、契約合意をしているわけではありません。現状、調査をしているという状況です」とコメントした。

右投げ右打ちのディクソンは188センチ、97キロと大柄な体格ながら、一塁、二塁、外野をこなすユーティリティー選手。19年にタイガースで最多の15本塁打をマークした。13年ドラフトでアリゾナ大学から3巡目指名を受けドジャースに入団。18年にレッズでメジャーデビューし、3年間で196試合に出場、通算打率2割2分8厘、20本塁打、64打点。今季は5試合に出場し打率0割7分7厘、0本塁打、2打点だった。楽天の外国人野手の来季去就は今季24本塁打のロメロが残留の見込みで、ブラッシュは未定。