日本ハムは6日、札幌ドームで「ファンフェスティバル2020」を開催した。メジャー移籍を目指して11月26日にポスティング申請した有原航平投手(28)も参加。ファンの前に登場するのは申請後は初めてで、イベント後には現状などを明かした。

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有原はラストになるかもしれないファンフェスティバルを楽しんだ。「今年はコロナで、お客さんもなかなか入ることが出来なかったので、しっかり楽しんで頂けたらという思いで僕自身も楽しみながらやれました」。参加した種目ではサッカーのドリブルをするなど、普段は見せない姿も披露。笑顔全開だったイベントを終えると、メジャー移籍へ向けた現状を明かした。

有原 信じて待つだけなので。まだ動きとかはないので、とにかく信じて待ちたいなと思います。

11月26日に球団がポスティング申請の手続きを取り、この日で9日が経過した。代理人のジョエル・ウルフ氏とは「毎日ではないですけど、ちょくちょく、です」と日々の進捗(しんちょく)は報告を受けているという。

有原 不安と楽しみ、両方ですね。早く決まってほしいなという気持ちもあります。でも、どこでやるにしろ、野球で結果を出すことが一番。とにかく今は、来年のシーズンに向けて体作りをしてって感じです。

球団からはメジャー移籍へ向けてポスティング申請を容認された際に「やるからには、絶対頑張ってこい」と背中を押された。「そういう気持ちでやりたい」と不退転の覚悟を示した。【木下大輔】