西武が10日、佐藤龍世内野手(23)に科していた「無期限の対外試合出場禁止及びユニホーム着用禁止」の処分を、12月31日をもって解除することを発表した。

佐藤は新型コロナウイルス感染拡大防止のために球団から自宅待機と不要不急の外出を禁じられていた4月12日に千葉県内のゴルフ場へ外出。運転していた自動車が法定速度60キロの首都高速道路を89キロオーバーの149キロで走行させ、速度違反取締装置により検知された。8月に起訴され10月8日に東京地方裁判所で、懲役3月、執行猶予2年の判決を受けていた。球団は本人から報告を受け、事実確認後の8月20日から処分を科していた。

佐藤は球団を通じ「このような違反行為を起こしてしまいましたこと、あらためて大変申し訳ございません。応援していただいているファンの皆さま、チーム関係者の皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、日々感じております。今年いっぱいで、処分は解除していただくことになりましたが、反省の気持ちを忘れることなく、1日1日、前に進んでまいりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします」とコメントした。