9年ぶりの日本一へ。巨人元木大介ヘッドコーチがコーチとして菅野の残留を喜んだ。9日、大阪・豊中市内で行われたトークショーに参加。今季も巨人でプレーすることを決断したエースについて「残ってくれて本当にうれしい。(原)監督の考えでは今年ももちろん開幕投手という考えはあるだろうし」と、4年連続7度目の開幕投手起用を示唆。チームの柱としての活躍を期待した。一方で「メジャーに挑戦して何勝できるか見てみたかった」と個人としての思いもこぼした。

エース残留の朗報を受け、次はチームの底上げに目を向けた。名指ししたのは、昨季途中から右翼のレギュラーに定着し86試合に出場した松原だ。今季はFAで梶谷、一塁と外野をこなす新外国人のテームズも加入。外野の定位置争いは熾烈(しれつ)を極める中「腐るのは簡単。気持ちはすごく分かるけど、そういうチーム。丸、梶谷を追い抜いて、レギュラーを引きずり落とすくらいやってもらわないと困る」と発破をかけ、チーム内競争を望んだ。